「アーバンリサーチ」堀江店 持続可能性テーマに一新

2021/04/05 06:30 更新


 アーバンリサーチ(大阪市)の主力セレクトショップ「アーバンリサーチ」は4月1日、大阪・南堀江の路面店を大幅リニューアルオープンした。サステイナビリティー(持続可能性)と感度を重視する「ザ・グッドランド・マーケット」(TGM)を新たに常設とするなど、サステイナビリティーの追求をキーワードに店内を一新。路面店の自由度と広い面積を生かし、実店舗だからこそ実現できる価値の創造を目指した。

(小畔能貴)

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 1、2階はTGMのショップインショップ。20年6月に自社ECでリメイク品や実店舗で使用していた什器などの販売から始め、12月からアーバンリサーチ堀江店2階に期間限定店を開設していた。好評だったため、内容を充実し常設店にした。

 TGMはサステイナビリティーと感度を追求した新しいプラットフォームストア。1階はミッケとザ・グッドランド・フレンズ・マーケットの2テーマで編集する。2階はモッカイとナオスの2テーマで構成。モッカイは同社が店舗で使用した什器や家具を販売、ナオスはデッドストック生地や残反、様々な理由で販売できなくなった商品、廃棄予定の商品などを国内でアップサイクルしたものを提案している。

1階は持続可能性と感度を追求する目線でセレクトした物を提案
2階では店舗で使用した什器や家具も販売する

 3階はアーバンリサーチのレディスやTGMのロングライフでサステイナビリティーなオリジナル商品などを販売する。レディスもサステイナビリティーを重視した品揃えを再編集、什器を再利用するなどした。同社が京都紋付(京都市)の黒染めによるリウェアプロジェクト「K」と協業する衣料品の染め替えプロジェクト「トゥー・ブラックウェア」の受付も開始した。アーバンリサーチのメンズを残さなかったのは、女性の方がサステイナビリティーに敏感で親和性が高いこと、店の新しい切り口を鮮明にするためだ。店内の約7割の商品が様々な形でサステイナブルに挑戦した店作りになる。「実際に来て新しい物を見て、触れる体験を楽しんでほしい」(高橋裕之アーバンリサーチブランドディレクター)という。

路面店の特性を生かし、新しい価値の創造を目指す

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