「ヒートテック指数」でインナーを提案 日本気象協会とユニクロが開発

2022/10/21 06:28 更新


 「10月20日の仙台市は本格的な寒さとなり『ヒートテック』と上着で対策を。名古屋市は快適で『エアリズム』で過ごしやすいでしょう」――日本気象協会とユニクロが共同開発した「ヒートテック指数」が話題だ。各地の天候に合うインナーを提案するサービスで、ユニクロのSNSなどで公開している。

 その日の寒さを「快適」から「極寒」まで5段階に分類し、各段階に適したインナーとして、エアリズム、通常のヒートテック、「極暖」「超極暖」の計4商品を薦める。気温、湿度、風などの気象情報や体感温度、気温別のアウター着用状況などを分析して開発した。

 関東などで急な冷え込みとなった今月上旬、ツイッターでヒートテックがトレンド入りしたタイミングを狙い、ユニクロが指数を公開した。ツイッター上では「分かりやすい」「面白い」などの好意的なコメントがあり、担当者は「ヒートテックが国民的ブランドのように広く認知されているのを実感でき、とてもうれしい」と喜ぶ。今月中にユニクロの店舗サイネージでも全店規模で公開予定だ。

 気象協会の天気予報サイトでは、当日や今後10日間の指数を全国約1800地点で公開している。両者は当面、指数の公開を続け、指数と同時に開発した「ヒートテック前線」や、今年6月にエアリズム着用の目安として公開した「エアリズムインナー指数」を活用していくという。

 気象庁の調査によると、秋冬用の肌着の販売数は、10月上旬~中旬の平均気温がおおむね20度以下になる時期と、11月上旬~中旬の同15度以下になるタイミングで大きく伸びる。

日本気象協会のサイトで公開された10月20日の「ヒートテック指数」


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