東レの次期中計 利益率向上を重視 「価値創出モデル」追求で

2025/05/26 17:00 更新有料会員限定


大矢光雄社長

 東レは26年度からの次の中期経営計画で売上高を伸ばしつつ、収益力向上に注力する。「成長戦略と構造改革に同じ熱量で取り組む」(大矢光雄社長)とし、各事業でROIC(投下資本利益率)を引き上げる。特に「東レの勝ちパターンである『価値創出モデル』を中長期で追求する」構え。

(中村恵生)

【関連記事】東レ繊維事業 売上収益が初の1兆円超え 高付加価値化、構造改革で稼ぐ力を磨く

 5月26日に大矢社長、沓澤徹専務執行役員繊維事業本部長ら幹部が都内で会見し、25年度までの中計の進捗(しんちょく)と次期中計の骨子について語った。自社の現状についてPBR(株価純資産倍率)が1倍を割っており、主因が「収益率の低さにある」と認識。23年に大矢社長が就任してから重視してきたROIC経営に引き続き力を入れる。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!

単体プランなら当月購読料無料でWでお得!

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

キャンペーン詳細はこちら購読案内はこちら

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事