東レは9月5日、水素社会実現に向けた取り組みの説明会を開き、萩原識副社長執行役員技術センター長らが、炭素繊維複合材料や炭化水素系(HC)電解質膜事業を中心に中長期の課題や見通しを明らかにした。
(藤浦修一)
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萩原副社長は、東レグループの持続的な成長に向けた取り組みで、成長領域と位置付けるSI(サステナビリティイノベーション)事業とDI(デジタルイノベーション)事業を、今期から始まった中期経営課題最終年の25年度に連結売上収益の6割まで拡大させると表明。その上で、カーボンニュートラル実現に貢献する水素事業戦略に言及、業界トップシェアの炭素繊維やカーボンペーパー(CP)・ガス拡散層(GDL)、25年から量産開始するHC電解質膜、触媒付き電解質膜(CCM)・膜電極接合体などを紹介した。
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