東急電鉄は、東急田園都市線南町田駅前で東京都町田市と共同で進めている大型複合開発「南町田グランベリーパーク」と敷地内のSC「グランベリーパーク」の開業日を11月13日に決めた。グランベリーパークは東急モールズデベロップメント(TMD)が運営を受託し、10月1日から業務を開始する。
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南町田グランベリーパークは17年2月までTMDが運営していたアウトレット併設のSC、グランベリーモールの跡地を中心にした再開発プロジェクトで、開発面積は約22ヘクタール。
グランベリーパークは敷地面積約8万3000平方メートルで、店舗面積をグランベリーモールの約3万4000平方メートルから約5万3000平方メートルにし、店舗数も2倍以上の234店とする。時間消費やエンターテインメント機能を充実した「生活遊園地」がコンセプト。
アウトレット店を従来の2倍以上に増やして全体の約4割にし、飲食・食物販も約3割とする。アウトレット以外の物販では体験型を中心にアウトドアを充実、クライミングができるウォールやカヤックが試乗可能な人工池を備えた「モンベル」の国内最大店舗などが出店する。
エンタメ、アミューズメント関連ではグランベリーモールにあった大型複合映画館のほか、セガエンタテイメントがNHKの幼児番組と協業した屋内型体験施設などが入る。英国の人気クレイ・アニメーション「ひつじのショーン」の物販併設のコンセプトカフェも出店する。施設内には七つの屋外広場を作り、イベントも積極的に行う。
10月1日に駅名を「南町田グランベリーパーク」に変更、全急行列車の停車駅とし、駅と一体で街を活性化する。グランベリーパークと公園の中間エリアの「スヌーピーミュージアム」は12月14日にオープンする。