「トーキョーアウトドアマーケット」が3年ぶりのリアル開催 110ブランド超が出展

2022/10/25 06:27 更新


じゅんいちダビッドソンのファンが詰めかけていた「ダビッディー」のブース

 アウトドアブランドなどを集めた消費者向け屋外イベント「トーキョーアウトドアマーケット2022」(企画・運営は三栄/アースガーデン)が10月22~23日、東京・台場で開催された。これまで「東京アウトドアウィークエンド」の名称で実施してきたもので、リアル開催は3年ぶり。キャンプギアやアウトドアアパレル、飲食、自動車関連など110ブランド以上が出展した。

 会場では新規ブランドが目立った。モリリンは、ソロキャンプ芸人のじゅんいちダビッドソンが手掛けるアウトドアベースのライフスタイルブランド「ダビッディー」を出展。エントリー層向けに難燃素材を使ったロゴ入りのロングTシャツや、炭酸水製造機などを提案した。

キャンプ芸人のじゅんいちダビッドソンと阿諏訪泰義によるトークショーも催された

 スイインターナショナルは、21年に立ち上げた「grnジェネラルライフ」を提案。市販のカラーボックスに収まるコンテナボックスや、マグネット付きの小物入れ、自立式のティッシュボックス入れ、洗濯物入れにもなるプランターボックス、背中部分にカイロを入れるポケットを設けた半纏(はんてん)などを見せた。

「grnジェネラルライフ」の半纏

 一方、製品の展示と説明に徹したのは、「アルペンアウトドアーズ」(アルペン)。「イグニオ」の新型ティピー(テント)やアレンジ自在のタープテント「AOD-2」など、PBを中心にテントを複数設営し、既存ユーザーからのリクエストも受け付けた。開発を担当する伊藤浩二さんは、「冬キャンプに適したテントを紹介し、キャンパーのステップアップを促したい。お子様が大きくなり、ご夫婦二人でのキャンプに移行するニーズも確認できた」と手応えをつかむ。

 業界ではキャンプ需要の冷え込みが指摘されているが、来場者は多く、会場は活気にあふれていた。同イベントの開催に関わる『ゴーアウト』プロデューサーを務める竹下充氏は、「初出展が多く、作り手側の意欲は高い。ユーザーも新しいブランドとの出合いに期待しており、依然としてアウトドアは盛り上がっている」と話した。

『ゴーアウト』プロデューサーの竹下充さん


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