東京・中野の住宅地の一角にある東京縫製。百貨店ブランドや路面店など法人向けに中高級品をお直しする。昨年6月、3代目に就いたのが河内愛さん。一人っ子で高校を卒業してから家業を手伝っており承継は時間の問題だったが、「どうせなら早い方がいい」と自ら申し出た。代表権は会長の父・隆志さんが持つが、愛さんが現場を仕切る。
持続可能な経営を
52年に愛さんの祖父母が都内の自宅隣に小さな部屋を借りて始めたのが前身。今の会社になったのは70年で、約40年前に中野工場ができた。創業時は空前のDCブーム。口コミや紹介で客先はどんどん増えていった。会社の売りは技術なので、今も営業担当はいない。
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