中止になった「楽天ファッション・ウィーク東京2020秋冬」に参加を予定してたブランドが、3月中旬以降、都内で無観客ショーや展示会を行った。レディスブランドの20~21年秋冬は、裾がひるがえるシルエットや丸みを帯びた立体のフォルムなど、柔らかな女性らしさを表現するバランスに工夫が凝らされた。
(須田渉美)
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「サポートサーフェス」(研壁宣男)は、すっきりしたフォルムと、軽やかに揺れ動くドレープラインのコントラストでレディーライクに見せた。ブラウスやドレスは、プリーツで寄せた布が、ボディーラインや体の動きに合わせて滑らかに広がり、柔らかなドレープを描く。コートやジャケットはドロップショルダーで、肩に沿った立体のラインをシンプルに表現した。ボリュームのあるボトムラインにメリハリを利かせ、品のある印象を立たせている。