アーバンリサーチ代表取締役社長 竹村圭祐さん  心を動かす提案を絶やさずに成長を

2023/08/25 14:00 更新有料会員限定


竹村社長

 様々なアイデアを形にし、成長してきたセレクトショップのアーバンリサーチ。今春に社長のバトンを引き継ぎ、改めて自社の強みを発揮していく姿勢を見せる。同時に、組織を変え、社内がさらに連携しながら挑戦、進化をしていくインフラも整備した。業績は目標通りに推移している。

衝動的なコトやモノを絶えず共有

 ――就任してからの感想を。

 自分がやってきたことが激変したわけではありません。ただ、会長も口出しを控えてくれていますし、責任感の重さを感じているところです。

 いつか社長になるとは思っていましたが、コロナ下で会長が出社を控えるようになり、任される場面が増えました。自分としては経営を学ぶ良い機会になりました。

 実は今春、会社の組織を変更しました。これまでは商品調達から販売までブランドごとの縦割りでしたが、商品部と販売部との機能軸へと切り替えました。コロナ禍で一丸となって戦うにはこの方がいいと、1年ほど相談していたことです。

 ――会社の強みは。

 私が若い時から、会長の一声で一つにまとまって取り組む結束力がものすごくあると感じていました。この強さは今も少なからず残っていると思います。いろんな人材が入り、会社が新しく変わっていくことももちろん必要ですが、コロナ禍の最中も含め、一丸となってがんばってくれた人は多かったです。これからも結束力を重視していて良かったと、みんなに思ってもらえるようにしたいです。

 ――感じている課題は。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約すると続きを読むことができます。

ログイン契約して読む

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定パーソンピックアップニュース



この記事に関連する記事