高島屋が新しい金融サービスをスタート 一つのアプリで銀行取引と友の会積み立て

2022/06/09 06:26 更新


高島屋ネオバンクアプリ

 高島屋は住信SBIネット銀行と連携し、銀行と友の会の機能を一つのアプリで提供する金融サービスを6月8日から始めた。高島屋が提供する商品・サービスに銀行機能を加えることで、利便性向上につなげて顧客のライフタイムバリューの最大化を目指す。

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 銀行機能は住信SBIネット銀行の「ネオバンク」を活用し、預金や決済、融資のサービスをネット上で完結する。買い物機能は高島屋の店頭、ECで使える積み立てサービスで、毎月一定額を12カ月積み立てると1カ月分のボーナスをプラスしてアプリにチャージされる仕組み。従来の友の会の積み立てサービスを運用した。入会から利用までをアプリで完結し、積み立て状況や残高をアプリで確認できる。

 高島屋友の会は約50万口座を保有する。「既存の会員層とは異なる次世代ターゲットにリーチしたい。乗り換えは10%程度を想定するが、既存とは切り離して新規の顧客に向けたサービスに位置付ける」(高久充高島屋友の会社長)という。初年度は2万7000口座の獲得を見込んでいる。

新規の顧客接点の拡大につなげる


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