23年秋冬台北ファッションウィークは、台湾の強みである機能性素材を使ったユーティリティーウェアが広がっている。軽くて動きやすそうな服を着たモデルたちが、シャカシャカと音を立てながら闊歩(かっぽ)していく。クロップトトップやミニボトムなど、センシュアルな肌見せを取り入れたスタイルが多い。動きやすさを重視するタイワニーズの好みに寄り添いつつ、モダンに仕上げたアイテムが目を引いた。
(松本寧音)
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台湾を象徴するのは、機能性に特化した生地とサステイナブル(持続可能)に配慮した物作り。その二つを際立たせたサステイナブルショーが、見応えがあった。台湾のデザイナーが手掛けるブランドと台湾の繊維メーカーが協業し、6チームが各12体を見せる。「価値のある生地とデザイナーたちの美学をマッチングさせたい」と、主催の台湾文化部と経済部が連携して企画した。
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