台北ファッションウィーク 機能的でサステイナブルな物作りをアピール

2023/03/30 06:28 更新


 23年秋冬台北ファッションウィークが3月29日、公式会場の松山文創園区での発表を終えた。開幕ショーとサステイナブル(持続可能な)に焦点を当てたショーのほか、1週間で新鋭を含む14ブランドがコレクションを見せた。なお、正式な閉幕は4月9日。期間内に2ブランドが独自の会場で作品を発表する。同日まで遠東SOGO台北復興館で台北ファッションウィークのセレクトショップも開いている。

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 今回の見どころは大きく三つ。条件をクリアした新鋭3ブランドによる共同ショー「ニューブリード」、台湾のブランドと繊維メーカーがタッグを組んで作品を披露するサステイナブルショー、中堅ブランドの単独ショーだ。主催の台湾文化部と教育部、経済部が連携した。7校の学生によるショーもスケジュールに組み込まれた。

 ニューブリードは、台湾のファッションアワードのヤングタレント賞を2年以内に受賞か、5年以内に台湾ファッションデザインアワードの新人賞にノミネートされた人、もしくは2年以内に国外を含むアワードで賞を獲得した人の中から3ブランドを選出。

 若手のデザイナーブランドを支援する目的で、「ハンセン」「ウェング・ストゥディオ」「ウェイズーユェン」がショーを行った。

 サステイナブルショーは、ストリートと機能性を融合させた「ウィービズム」と台湾初の垂直統合の繊維メーカーのエベレストテキスタイル、構築的なシルエットのニットウェアが魅力の「シジジー」と編み物を得意とするニューワイドエンタープライズなど、6チームが登場。廃棄された漁網やペットボトルをリサイクルした生地、植物由来のバイオマスポリエステルに置き換えた生地を使い、フィッシングベストやアシンメトリーなバランスのニットトップなどを企画した。

サステイナブルショーに登場した「ウィービズム」。海洋ごみをリサイクルした生地で、「虫」をテーマに制作

 単独ショーを含め、スポーティーで着心地が良さそうなユーティリティーウェアが目立った。台湾のメーカーが機能性素材に特化していることに加えて、バイクでの移動が多く、動きやすい服装が好まれることなどが背景にある。

 会場にはアジア、欧州から多様なメディア、バイヤー、インフルエンサーが集まった。日本からはエストネーションやユナイテッドアローズをはじめとした有力ショップのバイヤーと、台湾モデルの林志玲さんを妻に持つEXILEのAKIRAさんが開幕ショーに来場した。

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