タビオは11月22日、奈良県広陵町で取り組む有機栽培綿の収穫祭を行った。社員や協力ニッター、その家族など約130人が参加し、5万平方キロメートル弱の畑を舞台に、綿花やサツマイモの収穫を楽しんだ。綿花は「タビオズコットン」として靴下などに製品化する。
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越智勝寛社長は、「スタート時と違い、最近は皆が綿花の生育を心配するほどに取り組みが広がっている。幸い、今年の綿花は順調に育った。来年も引き続き綿花栽培に力を入れていきたい」と述べた。
協力ニッターを代表しあいさつした三岡郁夫共栄会会長(ハッピープロダクツ社長)は「会長BOT」による故越智直正会長の言葉を代読し、会場を沸かせた。会長BOTはタビオ奈良が会長の生前の言葉を生成AI(人工知能)に読み込ませたもので、「綿花一本一本が自然の恵み。靴下も糸を編んでできるので無い。命を編んどるんじゃ」と独特の〝越智弁〟を披露した。