アダストリアは「グローバルワーク」の中国本土初の店舗を12月23日、上海にオープンする。アジアを中心とした海外進出をさらに強化する狙いだ。
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12年に台湾、香港での出店を開始し、現在両エリアに計21店(EC含む)を構えている。25年7月にはタイ、マレーシアに1号店を出すなど、海外での店舗拡大に取り組んでいる。
新店は虹橋空港からほど近い、前湾エリアの商業施設「上海前湾印象城MEGA」内に出す。近年、同エリアで増えている中~高所得層のファミリー客の取り込みを狙う。
中国国内で高付加価値商品を求める消費者が増えていることから、オープン時にはカシミヤのニット製品や日本製のつり編みのカットソー製品などの限定商品を販売する。
また、購入に至らなかった客から販売員が吸い上げた商品への意見を、ボイスメモの形式で本部に共有する機能「スタッフボイス」の現地版も開発し、ローカル向けの商品開発に生かす考えだ。