有力ジーンズショップ店長座談会 ヒノヤ×マルカワ×ビッグジョン ジーンズ小売りの現在地

2023/09/15 12:30 更新有料会員限定


 一部でジーンズブームと言われる昨今、SNSを介してジーンズに興味を持つ若者が増えるなど、客層や売れ筋にも変化が出始めている。販売の最前線、小売りの現場はどういった状況なのか。東京近郊の有力ジーンズショップ3店の店長に、日々感じる変化や課題について語り合ってもらった。見えてきたのは客との接点という変わらぬ役目と、商品確保の難しさやSNS運用の強化といった新たな課題だった。

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《出席者》

  • ヒノヤ本店店長 日高辰也氏
  • マルカワ湘南店店長 岸亮太氏
  • ビッグジョン東京支社営業チーム 森田太郎氏

生産背景含め知識を

 ――自己紹介を。

 日高 上野・アメ横にある高単価な国産ジーンズが主力のジーンズショップ、ヒノヤ本店の店長をしています。着任は今年の4月からですが、系列店の店長などを歴任し、ヒノヤ歴は20年以上になります。

  5年ほど前にマルカワ湘南店の店長に着任しました。社歴は大体15年ほどです。湘南店はマルカワの中でも最大の店で、NBのジーンズを中心に扱っています。

 森田 普段はビッグジョンで営業担当をしていますが、シフト制で祐天寺駅近くの直営店、ビッグジョン東京の店頭にも立っています。社歴は30年ほどです。

 ――ジーンズブームと言われているが実感は。

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