ジーンズカジュアル専門店の9月10日定店観測は、気温が高く夏物が引き続き動く場面もあったが、観測日あたりから秋物の動き出しも見られた。トータルの販売点数はトップ、ボトムともに前年を下回ったが、ジャケットをはじめとしたアウターなど、単価の高い商品に手応えがあった。インバウンド(訪日外国人)の購買が目立つ店もあった。
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テーラードジャケットも
「まだまだ夏物の方が売れている。売り場のバランスに気を付けていきたい」(マルカワ)という一方で、「長物の動きは鈍化したが、高価格帯のアウターの先行買い需要もあった」(ヒノヤ)、「ボトムの動きは少なかったが、トップは好調で、秋物の動きが活発になった」(タイガースブラザース)など新作が動き始めた。ラックスアウトフィッターズ5号店は、「夏物のセール商材と、パーカやシャツなどの秋物軽アウターのどちらもバランス良く売れ、客数、売り上げともに好調だった」。