手間をかけた作業こそ効率生む AIでは代替できない仕事術(デザイナー・研壁宣男)

2023/12/12 07:59 更新有料会員限定


ロメオ・ジリのアトリエで、歳が近かったアレキサンダー・マックイーン(左)と

 テクノロジーの進歩でデザインの方法も多様化し、AI(人工知能)の活用など、もはや誰でもデザイナーという時代。生産性や効率を追求する流れの中で、オリジナリティーの表現はますます難しくなっている。しかし同時に、プロセスを経てじっくりと仕込まれたものが最終的に効率的と感じることが多い。生産性重視はもはや古いように感じる。

ハプニングを味方に

 21歳でイタリアに渡り、念願のロメオ・ジリのアトリエで働き始めた初日、トルソーが見当たらないことに驚いた。

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード有料会員限定ピックアップニュース



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事