ストライプインターの石川社長が辞任 後任に立花専務

2020/03/06 19:10 更新


臨時取締役会で社長を辞任した石川氏

 ストライプインターナショナルは3月6日に臨時取締役会を開き、石川康晴社長が同日付で辞任したと発表した。一連の報道を理由に辞任の申し出があり、承認されたという。後任は同社のナンバー2で、グループ会社キャンの社長でもある立花隆央専務取締役。同日付で代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)に就いた。石川氏は依然同社の約40%の株を持つ筆頭株主ではあるが、経営からは完全に身を引く。

【関連記事】ストライプインター 石川社長に関する報道でコメント

 突然のトップ交代の発端は、一部メディアが3月4、5日に、「石川社長が過去に複数の女性従業員にセクハラを行っていた」と報道したこと。同社は当初、「18年12月の臨時査問会ではセクハラは認定されず、処分も無かった」とコメント。一時はこのまま続投かと見られたが、メディアの続報やSNS上での批判が加熱。世の中の反応や会社への影響の大きさから、辞任を決めたという。94年の創業以降、一代でグループ売上高1300億円超のアパレル企業を築き上げた創業社長が、その座を降りることになった。

 立花氏は02年入社。ブランド管理、立ち上げから店舗開発、生産など幅広い業務で会社を支えた。05年取締役、常務取締役営業本部長を経て14年から専務取締役兼COO(最高執行責任者)営業統括本部長。

新社長に就任した立花氏


この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事