東レ出身で、グループ会社のディプロモードで消費者向け製品事業に挑んでいた西田誠さんが独立、ムーンレイカーズ・テクノロジーズ(東京)を立ち上げ、昨年11月に営業を始めた。経済産業省の「出向起業補助金」を利用、東レからスピンアウトして事業拡大を加速する狙いだ。企業の新規事業は一般に、リスク回避のガバナンスが働きやすく、うまくいきにくい。西田さんは「新しいやり方で成功例を示したい」と意気込む。
(永松浩介)
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前職で「ムーンレイカーズ」プロジェクトを立ち上げ、20年秋から東レの機能生地を使った製品をクラウドファンディングなどで消費者に販売してきた。当初は苦労したが、熱狂的なファン作りに成功。本格化から1年で収益化した。
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