百貨店バイヤーに聞く、シーン別おすすめ手土産

2019/07/16 06:30 更新


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 夏は旅行や帰省、友人やお世話になった人との再会が増え、喜ばれる手土産を何にしようか考えるのが楽しい季節!。人気のデパ地下のバイヤーさんに、いろんなシーンで使えるおすすめの商品を聞きました。

松屋銀座本店  希少なはちみつで会話が弾む

「お世話になった方へ」

 銀座のビルの屋上で採取した希少な「銀座はちみつ」を使い、お世話になった方との会話が広がりそうなお菓子がイチ押しだ。松屋限定商品も豊富に揃っている。

 夏の手土産にぴったりの一品は、「リベルターブル」の銀座はちみつと白桃ジュレ (4個入り、税込み3456円)。旬の白桃をみずみずしいジュレにして、銀座はちみつでやさしい甘さに仕上げている。「久しぶりに会う大切な方にも涼を感じていただけるはずです」(牧野さん)と太鼓判!

「リベルターブル」

 年配の和菓子好きには、「足立音衛門」の銀座はちみつを使用した和栗のケーキ(1本、税込み3921円)がある。栗がごろごろ入ったずっしりと重いパウンドケーキで、栗のほっくり感とはちみつのやさしい甘みが重なり合う。1本がずっしりと重く、「特別なものをもらった感があります」(寺島さん)。パッケージは音衛門の社長が手書きして印刷したもので味がある。希望すれば追加料金で桐箱にも入れられる。

「足立音衛門」

 銀座はちみつを使ったもの以外では、「ミルフィユ・メゾン・フランセ」のミルフィユ・セゾン(8個入、税込み2160円)がおすすめだ。「サクサクッとした食感が特徴のこだわりのパイに、甘酸っぱいレモンクリームとフランボワーズパウダーを練り込んだクリームをそれぞれサンドしたぜいたくな味わいです」(牧野さん)という季節限定ミルフィユだ。

「ミルフィユ・メゾン・フランセ」

 すべて同店限定商品。

[回答してくださったのは]食品部MD課洋菓子担当バイヤー牧野賢太郎さん、和菓子担当バイヤー寺島加織さん

《売り場トレンド》洋菓子は30代から、和菓子は40代~60代の客が多い。売れ筋は「日持ちがする」「小サイズで高品質」「個包装」「松屋でしか買えない」がポイント。

大丸東京店 高級感と特別感で東京を感じる

「ビジネスシーンでスマートに」

 ビジネスシーンでの手土産はなかなか悩むもの。高級感もありつつスマートに見せたい。「東京」という言葉を使わなくても商品やパッケージから洗練された東京らしさや高級感が伝わる商品がおすすめだ。

 まずは何といっても大丸東京店人気ナンバーワンのブランド「N.Y.C.SAND」のN.Yキャラメルサンド(8個入り、税込み1080円)。ニューヨークで作られていたハバナサンドをもとに作ったもの。ブラウンシュガーをトロトロのキャラメルに炊き上げ、クッキーで挟んでさらにチョコレートでコーティングしている。「大丸東京店にオープンしてから4年が経ちますが人気は衰えを見せず、むしろ客数は増えています。商品力と高級感で、紙袋までがステータスになるほどです」(戸沼さん)と間違いない一品だろう。

「N.Y.C.SAND」

 昨年9月にオープンしたばかりで大丸東京店で一番新しいブランドの「ノワ」もおすすめ。看板商品のウォールナットクッキー(6枚入り、税込み972円)は、クルミをたっぷり使ったキャラメリゼと、チョコレート、クッキーをあえて別々に作り3層仕立てにすることで食感にこだわっている。手間と時間をかけて丁寧に作りこんだ一品。「試食後購入率ほぼほぼ100%」という人気ぶり。

「ノワ」

 変わり種としては、「駒込中里」の揚最中(1個、税込み186円)。口コミから広がり、業界人も使う隠れおもたせ好適品。ごま油で揚げて、焼き塩をまぶしたサクサクの皮と、上品な甘さの餡(あん)がやみつきになるおいしさ。職人が一つひとつ手作りで作っている。「一度食べてもらえれば驚かれて喜ばれること間違いなしです」というほど。

「駒込中里」

[回答してくださったのは]大丸東京店和洋菓子マネジャー戸沼悠介さん

《売り場トレンド》東京駅直結で近隣にオフィスが多いため、お土産と社用ギフトのどちらでも使えるものの動きがいい。平日はビジネスマンが多く、土日は旅行客が多いのが特徴。平日は社用が多いため、比較的単価が高いものが動き、週末は土産価格帯の1000~2000円が動きやすい。

阪急うめだ本店 「大阪ならでは」で旅の思い出に

「大阪で人気のおもたせ」

 インバウンド(訪日外国人)客を中心に「大阪・関西ならでは」の商品が人気だ。中でも「サンドスイーツ」がトレンド。大阪でしか味わえない限定品が多く揃う。

 北海道スイーツの「小樽洋菓子舗ルタオ」と阪急百貨店が協業して生まれたブランド「フワトロワルタオ」のブーシェブール(4個入り、税込み1134円から)は、阪急うめだ本店限定商品。「ブッセ生地にチーズクリームをサンドしたありそうでなかった新しいスイーツです」(中塚さん)とおすすめだ。阪急うめだ本店でしか味わえない一品は大阪の思い出になりそうだ。

「フワトロワルタオ」

 神戸・岡本で生まれたチョコレート専門店「モンロワール」のショコラッチ(12個入、税込み1080円)も阪急限定商品で人気だ。抹茶、ストロベリー、ミルクの3種類のチョコクリームをそれぞれの味のクッキーでサンドした。ヨーロッパでは愛する人や大切な人、特別な日にチョコレートを贈る習慣があるとか。手土産にピッタリな一品だ。

「モンロワール」

 和菓子売り場で一番人気なのは、大阪堺市の和菓子屋「一心堂」のフルーツ大福だ。「季節の果実と餡を餅に包んだ、和菓子とフルーツを同時に味わえる満足感がイチオシ」(中田さん)。夏の時期には、すいか大福(1個、税込み368円など、季節によって変動あり)や、消費期限が当日という理由から店頭でしか買えない桃大福(1個、税込み411円など、季節によって変動あり)などがおすすめだ。

「一心堂」

[回答してくださったのは]洋菓子ベーカリー商品部バイヤー中塚比呂記さん、銘店和菓子担当バイヤー中田圭子さん

《売り場トレンド》「グランカルビー」や「コロロ」など、阪急うめだ本店にしかない限定商品が人気。「見栄えがする」「小分けできる」「日持ちがする」「ここでしか買えない」などがキーワード。

伊勢丹新宿本店 カジュアルに親しい人と共有するおもたせ

「友人や同僚と共感する」

 フォーマルなギフトだけでなく、友人や同僚に会うときに手軽に持っていけるカジュアルなギフトも需要が高い。「自分の好きなモノを食べてほしい」「これ知ってる?」といったようなおいしさや限定性といった価値を大切な人や親しい人と共有したい。そんな人におすすめのパッケージやこだわりまで楽しめる商品が揃う。

 「ノワ・ドゥ・ブール」の店内で焼き上げる焼き立てフィナンシェは、わっぱに詰め合わせ(5個入り、税込み1404円から)できるちょっと気の利いた手土産として好評の商品。食べごろを友人や同僚と一緒に共有する。そんなシーンにピッタリ。

「ノワ・ドゥ・ブール」

 北欧の伝統的なお菓子を集めた伊勢丹新宿本店限定ブランド「フィーカ」は、北欧テキスタイルを使用したパッケージが特徴。カラフルでかわいいデザインがプレゼントにも喜ばれること間違いなし。季節のイベントごとに期間限定のパッケージがあり、「この箱をコレクションしているお客様も多いです」(浅見さん)という。中でもハッロングロットル(10個入り、税込み1080円)が人気。バターがたっぷり入ったクッキーに絶妙な甘酸っぱさのジャムがはいった見た目もかわいい一品。

「フィーカ」

 伊勢丹新宿本店限定ブランド「円果天」の月餅(1個、税込み270円から)は、「誰にでも食べやすく、華美でないパッケージでどんなシーンでも合います」(村田さん)。小豆やクルミ、黒胡麻などのほか、季節限定の味もあり、渡す人を想像しながら好みに合わせて選ぶ楽しさがある。月餅には「感謝」などの文字が焼き印されていたりとメッセージも伝えられる。

「円果天」

[回答してくださったのは]カフェエシュクレ・グランアルチザンアシスタントマーチャンダイザー浅見圭樹さん、甘の味・茶の道アシスタントマーチャンダイザー村田絵里さん

《売り場トレンド》「ここにしかない!」商品を求める客が多い。個包装ではなく風味や香りが引き立つ、焼きっぱなしの焼菓子の人気が高い。また、ラグビーワールドカップやオリンピック開催が近づくにつれ、日本の良さを見直す流れがあり、日本の季節や歳時記にひもづく菓子を選ぶ客も多い。

(繊研新聞本紙19年7月8日付)


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