百貨店・スーパーの11月販売額 2カ月連続の減

2018/12/28 13:15 更新


 経済産業省が28日に発表した商業動態統計速報によると、11月の百貨店・スーパーの販売額は1兆6423億円(同1.7%減)で、10月に続き2カ月連続のマイナスとなった。既存店は2.2%減。前年同月に比べて祝日が1日少なかったことや、気温が例年より高かったことで、冬物重衣料品の動きが依然として鈍かったことが主な要因だ。

 百貨店(225店)は5786億円(既存店ベース、1.1%減)とマイナスに転じ、スーパー(4990店)も1兆637億円(同2.7%減)だった。

 衣料品は百貨店は全体で2.5%減と4カ月連続でマイナス。身の回り品が4.0%増と好調だったが、補えなかった。スーパーも全体で7.2%減と27カ月連続のマイナスだった。

 専門店、SPA(製造小売業)を含めた織物・衣服・身の回り品の小売業販売額は1兆60億円(0.4%減)で2カ月連続のマイナスとなった。

 11月全体の商業販売額は40兆2950億円(前年同月比2.9%増)で、21カ月連続のプラス。卸売業は28兆1680億円(同3.6%増)で同じく21カ月連続のプラス。小売業は12兆1280億円(同1.4%増)で13カ月連続のプラスだった。



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