スノーピーク 経営のヒントも顧客から

2016/06/23 07:18 更新


 顧客の声をつかみ、経営に生かす――成長するキャンプ用品メーカー、スノーピークは顧客と強くつながる場としてキャンプイベント「スノーピークウェイ」を開き、全国を巡回している。部長以上の幹部全員が、抽選で当たったカード会員と交流、ここで得た声を商品開発や流通政策などに生かす。

 「なぜ北陸に店が無いのか」「飲食事業の方向性が見えない」。たき火を囲みつつ、厳しい意見が出る。岐阜・南乗鞍での「スノーピークウェイイン中部」(18、19日)には、約70組・200人強が参加した。

 イベントの初回は98年。ここで「価格の高さ」と「品揃えの悪さ」を指摘され、現在の成長路線に至る経営改革のヒントをつかんだ。以来、毎年約10回開催、これまで約140会場で2万7000人を集めている。

ユーザーと語り合う山井太社長(右から3人目)


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