シアトルのスモールビジネス(黒崎祥)

2017/02/21 16:46 更新


みなさん、こんにちわ黒崎です。

さて、前回に引き続いて昨年のサンクスギビング連休で行って参りましたポートランド、シアトルの記録に残ったお店をご紹介いたします。今回はシアトルです。

■前回のレポートはこちら

シアトル

1. GLASSWING

 

(LISETTE WOLTER-MCKINLEYから転用)

 

お店がオープンしてから僅か3年だそうですが、店内の空間は玄人感溢れ、昔からあったかのようなストーリー感。っというのもオープンする前はテスト期間をもうけ、3年間ポップアップショップとして展開。

その間、市場開拓、商品開発、ディスプレイなど様々な角度からマーケティング調査を行い、その後、資金面も準備が整った頃にシアトルの中心とも言えるキャピトルヒルに81.5坪のお店をオープンしたそうです。

店舗の3分1を占める後ろのスペースは若手デザイナーなどにミーティングエリアなどとして貸し出し、またEコマースなども行い収入源を分散させています。

広大の自然に囲まれアウトドアライフスタイルに根強いこの土地にあったモダンで高価なアパレルと、オリジナルでデザインしている重厚感あふれるミニマルでマニッシュな家具を提供。個人的には今回の旅行の中で一番お気に入りのお店です。

衣類、アクセサリー、観葉植物、工芸品全ての配置の仕方、バランスが絶妙。セレクトされているアイテム全てが独特でセンスに光るお店です。



(以上、BLACKBIRD BALLARDからの転用)




 

2. MOOREA SEAL 


 
LIVINGLYからの転用)

 

お店にたどり着くとオーナーのムーリア・シールさん自身が窓の掃除、デコレーションを手掛けていました。

 

 

   
COCO.KELLEYからの転用)

 

とても気さくこの方は、ハンドクラフトのジュエリーをETSY(様々なビンテージやハンドメイド商品が集まったオンライン上のマーケットプレイス)で展開し、人気上昇したのをきっかけに独自でウェッブサイトで売るようになり、店舗を開くまでとなりました。

しかし、それだけでなありません。彼女はお店のオーナーだけではなく、人気本「52のリスト」の著作者なのです。アメリカで有名な女性司会者であり、世界で最も影響力の大きい女性と言われているオープラ・ウィンフリーさんのウェブサイトでもこちらの本が取り上げられ、全米でブレイクし、おしゃれブティックで取り扱われるようになったことです。

女性らしい柔らかい店内は、ジュエリーを主体に、他にも文芸品や衣類とアクセサリーが並んでおります。

   

(以上、LIVINGLYからの転用)


3. BLUE OWL WORKSHOP


  
HIGHSNOBIETYからの転用)

 

シアトル内でジーンズオタクが来るお店。ひっそりとした、知る人ぞ知る隠れ家のような横道にある青いフクロウのマークが入り口。

 

  

(INSTAGRAMからの転用)

 

マーケティングマネージャーのローガン・ケグリーさん曰く、約90%以上のデニムがなんと何かしら日本関連であるほど日本デニム特有の品質にこだわっているようです。今ではごく限られた場所でしか求められないセルヴィッジデニムを日本で買い付けているようです。

最近では新しく日本のブランド、ピュアブルージャパンを取り扱うようになり、またシアトルローカルのニーズに合わせれるようにも、日本ブランドの桃太郎デニムとコラボレーション商品を打ち出してもいます。

常時3000以上のデニム本数を常にストックしている店内は、商品ディスプレイよりも商品量を優先。

 


(BLUE OWL WORKSHOPからの転用)



  

 

INSTAGRAMからの転用)

 

このように商品ライナップにこだわりのあるお店ですが、ふらりと寄ったお客に気が向いたらウィスキーのテイスティングもオファーする、なんとも渋くて良い意味でゆるいお店。

他、ファッション以外の面でシアトルと言ったらコーヒーですが、観光の間に全部クラフトコーヒーに立ち寄る暇がないっという人にSEATTLE COFFEE GEARSがオススメです。

こちらでは、ローカルのコーヒーのテイスティングを無料で行っています(ただし、お一人3杯まで)。コーヒーのテイスティングってありそうでどこにもない発想。なんとこちらではあります。とても面白いので是非味比べに是非立ち寄ってみて下さい。

 

 

 

今回は家族旅行をしていたので行けませんでしたが、ほかにもオススメな場所としてお客の気分に合わせたカクテルを創作してくれるいわゆるスピークイージーのバーがシアトルにもあります。BATHTUB GIN & CO

こちらも知る人ぞ知る的な目立たない入り口で、薄暗い赤煉瓦の壁に囲まれた階段を降りていくと、たった40人しか入らない席数。こじんまりとした空間で落ち着ける渋い通な人なら通うお店です。

旅行に行く人によって、興味を持つ点は様々だと思いますが、家族連れなら絶対見逃せないのがシアトルの公園です。毎回シアトルに行く度にシアトルの公園のクリエイティブさに感心させられます。お子様連れは1回はどこかシアトル内の公園に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

以上、2回に分けてポートランドとシアトルのスモールビジネスたちの紹介でした。機会がありましたら是非各お店をチェックしてみてください!本年度もよろしくお願いします!

(記載ないものは全て著者自身が撮った写真です)




NY育ち、東京のファッション市場でのコンサルティングをへて、現在在住のサンフランシスコ・ベイエリアに移住し、ローカルブランドの育成やジャパニーズブランドの市場開拓サポートなどをしながら個人で活動中。ファッション問わず、消費動向に関わること全て、不動産・カルチャーなどにも興味を持つ。自然、動物コーヒー好き。




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