静岡伊勢丹 「圧倒的な親切一番店」作りへ

2019/08/16 06:27 更新


 静岡伊勢丹は三越伊勢丹の都内基幹店との連携を強める。単店で欠けているMDを補完し、顧客の要望に応える「圧倒的な親切一番店」(田中清静岡伊勢丹社長)作りを進め、地元発百貨店の確立を目指す。

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 10、20代を中心に人口減少が進む静岡市には八つの大型商業施設があり、首都圏への消費流失やECなども含めて競合が激しくなっている。静岡伊勢丹は売上高では一番店の松坂屋静岡店に20億円ほどの差があるものの、入店客数の減少を買い上げ率と客単価の増加で補い、サテライトショップの閉鎖などを除けば売上高は1%減にとどめ、営業利益は7期連続で増加している。

 ラグジュアリーブランドなど欠けているMD部分は伊勢丹新宿本店など基幹店と連携し、外商担当が同行したり、取り寄せるなど顧客の要望に積極的にこたえる対応を強めている。静岡伊勢丹の売り上げにはならず手数料収入になるが、新宿本店と連携した取扱額はここ数年で2.5倍となっている。

 また、地元の代表的な食品を集めたカタログ「うまいら静岡」や奥静岡のオクシズ木工品展示販売会など地元素材を生かした商品の発掘と発信を進め、地元密着を強めている。

 入店客数を増やすため、商店街と連携したイベントなどに取り組むと同時に、食品の限定販売やイベントの充実を図り、来店頻度の向上、新客の開拓を進める。そのため、8階の催事場スペースの拡大、化粧品、雑貨の強化も進める。

 昨年に取り組んだ「ほめ合いプロジェクト」などで培った社員の自信を顧客ニーズの掘り起こしや新しい商材の発掘につなげる。挑戦する社風を強めるために、自ら仕入れ販売する場の拡充に取り組んでいく方針だ。


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