しまむら 消費者は価格だけを求めていない 「プレミアム」効果で一品単価8%増

2024/01/22 08:00 更新有料会員限定


 「3年間追求してきたことがうまくいった」としまむらの鈴木誠社長。23年度は原材料費や人件費、物流費が上昇し、下期は残暑にも見舞われたが、一品単価の引き上げで既存店売上高を伸ばし、収益力が高まった。値引きから付加価値へ移行した改革が実った。

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値上げは最後に

 3年前からリボーン(再生)を掲げた経営計画に取り組んでいる。焦点の一つは店に足を運んでもらうための「価格」ではないアプローチの確立だ。

 19年度までの3年間、客数減による既存店売上高の減少に悩まされた経緯がある。消費者が「全く求めていない」レジ割など価格に偏った打ち出しを続けていたため、転換が求められた。そこで、企画をしっかりと練り、話題性を含め付加価値を付けて売り込む手法を磨いてきた。

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