しまむら 店頭受け取りアプリ「しまコレ」スタート

2019/01/30 06:26 更新


 しまむらはスマートフォンで注文、店頭で受け取れるアプリ「しまコレ」をリリースした。18年7月にオープンした「ゾゾタウン店」と合わせて、デジタルによる利便性の拡大を進めている。

 しまコレは300種類の商品で立ち上げた。1店あたり月に100件あるという取り寄せの利便性を高め、拡大することを見込む。来店促進の効果も想定している。今後、扱い商品を広げる予定で、店舗には置きにくい大小の端サイズなどにニーズがあると見ている。注文から最短3日、遅くとも7日以内に届く。2カ月ほど立ち上げを延ばし、オペレーションの実験をしていた。すでに週2回、通常の商品納入のオーダーを出している仕組みを生かしている。

 ゾゾタウン店は、開業から半年が経過し、「(実店舗)1店分くらいの年商にはなる」(北島常好社長)状況。当初は在庫が膨らみ効率が悪かったというが、ここにきて在庫も実店舗1店分程度にコントロールできるようになっているという。

 伸び率が鈍化しているとはいえ衣料品でも一定のEC比率に達することが予想されることから取り組みを継続する。ただし、ECは「コストが高い」とみており、粗利益の絶対額が小さい低価格分野での事業確立に向けて実験が続いている。



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