都内の浜松町芝大門、竹芝、芝浦の3地区のエリアマネジメント4組織は10月30日、芝東京ベイ協議会を設立した。エリアの回遊性向上、地域資源利活用などで連携、通過する街から滞在する街にすることなどを目指す。設立に際し、4組織によるパネルディスカッションなどが行われた。
このエリアでは竹芝で東京ポートシティ竹芝(東急不動産など)、ウォーターズ竹芝(JR東日本)、浜松町芝大門でブルーフロントシバウラ・タワーS(野村不動産)が開業している。このあとも世界貿易センタービル(世界貿易センタービルディング)の建て替え、ブルーフロントシバウラ・タワーNが完成することになっており、再開発が進んでいる。
協議会を設けることで東京タワーや旧芝離宮、水辺の環境など散在する観光資源やイベントをつないで発信、11月14日までは浜松町芝大門エリアマネジメントなどが無料循環バス「はまバス」を試験運行、新たな街づくりの中でにぎわいの醸成を目指す。
新世界貿易センタービルにはアトレが入り、タワーNには1万平方メートルを超える規模で商業が入ることになっている。ワーカーが増え、滞在機能を高めた街に応えるものになりそうだ。
