かばんメーカーの吉田は創業90周年を記念した展覧会「エブリデイイズアニュービギニング」を開く。創業以来メイド・イン・ジャパンにこだわり、一針入魂の精神でかばんを作り続けてきた同社の物作りの神髄を見せる。
11月14~16日に、登録有形文化財にも指定されている東京・九段下の「九段ハウス」で開催する。
展示では、戦後の街を歩き、かばんを手売りしていた創業者・吉田吉蔵の原点を伝え、貴重なアーカイブなどを披露する。
当時使用していたリヤカーや、黒澤明監督作品『天国と地獄』のために作られたバッグ、吉蔵が最も得意とした馬蹄型のコインケースやトランクケースなど、初公開となる作品や貴重なアーカイブが見られる。人気シリーズのコンセプトの体験やショートフィルム上映、90周年を記念したアニバーサリーアイテムなどもある。
また、現代美術家の横尾忠則氏が描き下ろした作品を、シルクスクリーン印刷したポスターを数量限定販売する。
入場は事前予約制。
