ビーストーン(東京)は25~26年秋冬、レディスブランド「エルチェレ」をスタートした。主力ブランド「アメリ」より若い世代を狙い、カジュアルテイストのウェアを提案する。ECを主力に、今後は常設店の出店も計画する。
黒石奈央子CEO(最高経営責任者)は、アメリに次ぐ2ブランド目を以前から計画していたとし、「フェミニンな商品が人気のアメリとは異なる層にリーチできるブランドにしたい」と話す。
ディレクターを務めるのは、これまでアメリで生産管理部長をしてきた岡田栞さん。アメリの服をメンズライクに着こなす自身のスタイルがSNS上で支持を集めていたこともあり、新ブランドのディレクターに抜擢(ばってき)された。

秋物は4月からECと不定期の期間限定店で販売している。大胆なダメージ加工のワイドジーンズや、背面が大きく開いたスウェットシャツ、オーバーサイズでリバーシブル仕様のコーチジャケットなど、カジュアルでメンズライクなアイテムが主力だ。バンダナ、巻きスカート、取り外し可能な袖など、着こなしの幅を広げるレイヤードアイテムも豊富に企画した。
価格帯はアメリよりも低めに設定した。ジャケット2万~3万円、トップ7000~1万円、パンツ1万~2万円程度。