【パリ=関麻生衣】国際素材見本市のプルミエール・ヴィジョン(PV)パリ2月展で、日本の学生による作品が注目された。展示にとどまらず、学生が会場に立ち、海外の学生や企業との交流も深めた。
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PVと提携する日本ファッション・ウィーク推進機構(JFWO)は、今年度から始めた「ニュークリエイターアワード」(NCA)入賞作品を展示。PVが協力し、NCA最優秀賞を受賞した文化服装学院の榊原叶真さんの渡仏を支援した。榊原さんは中伝毛織の生地で作った作品をPVパリで自ら紹介、来場客から「欲しい」と声を掛けられる場面もあったという。

パリ拠点のブランドから「作品が気に入った」とアトリエに招待され、訪問する機会も得た。「国や業種を越えて色々な人と話ができ、視野が広がるきっかけになった」と榊原さん。「肌で感じたファッションのこれからの流れやムードをクリエイションに生かしたい」と話した。
JFWOのブースの隣には、大阪文化服装学院(OIF)の廃棄予定のきもので作品を制作する「キモノアップサイクリングプロジェクト・バイ・ヴォートレイル」が並んだ。学生5人が各自の作品を来場者に思い思いに説明した。学生が海外にアピールすることに加え、「日本文化への理解を深めたり、日本の技術を再発見する」(OIF)場としても期待した。

榊原さんもOIFの学生も、日本の出展企業とも積極的にコミュニケーションを図った。
