上海で展示会が徐々に再開 来場数は主催者の予想以上

2020/05/20 06:28 更新会員限定


 【上海支局】新型コロナウイルスの感染が終息に向かいつつある上海では、展示会が徐々に再開され、ファッションビジネスが次のシーズンに向けて動き始めている。4月中旬から下旬にかけては3月に予定されていた上海ファッションウィークのイベントが規模を縮小して開かれた。同時期に日系テキスタイル企業の展示会も開かれた。ファッションウィーク関連イベントは、出展企業の大部分が中国ブランドで占められていた。そうした中でオープンクローズが運営するシントウキョウが初の単独展を上海市内の蘇州川沿いの施設で開催し、日本ブランドを紹介した。

 上海ファッションウィークの延期発表後、ショールーム上海がいち早く4月中旬の開催を発表した。その後、上海のショールームが同時期の展示会を決めたため、オープンクローズの幸田康利代表は上海での開催を決断した。「オンラインでの開催を考えた時期もあった」というが、「コレクションが持つ繊細な雰囲気を伝えるのには限界がある」とも感じていた。また、オンラインで開催する場合、「1ブランド1分としても、ブランドが多くなればバイヤーへの負担が大きい」と考えた。

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