ランドセルのセイバン(兵庫県たつの市)が、新規事業に積極的に取り組んでいる。これまではランドセルを軸とした6歳児向けのフロービジネスだったが、会員向けサービスやスクール運営の非物販事業で、LTV(顧客生涯価値)拡大を進めている。
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子供と家族のニーズつかむ
創業104年の老舗で、ランドセル「天使のはね」の売り上げは業界トップシェアを誇る。しかし少子化が加速し、6歳児人口は21年の100万人超えから、27年には約78万人に急減する見通し。成長戦略を描くためには、ランドセル事業への依存脱却が不可欠だった。
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