アパレルECのシーザライト インフルエンサーブランドを物作りからPRまで支援

2023/05/26 11:00 更新


普段から親交がある潤間さん(右)とまとめさんが一緒に商品を紹介する動画も配信

 アパレルECを運営するシーザライト(東京)は今春から、「インフルエンサービジネス2.0」を掲げ、他社と差別化している。取締役チーフバイヤーであり、インフルエンサーとしても活躍する潤間赳郎(うるま・たけお)さんが中心となり、自身の知見も生かしてインフルエンサーブランドの物作りからPRまで支援する。今月にはファッションインフルエンサーのまとめさんと共同プロジェクトを始めた。

 「企業側がインフルエンサーの発信力に頼るだけのビジネスモデルでは大きな成果につながらない」と潤間さん。インフルエンサービジネスは「アパレル企業が物作りを担い、インフルエンサーは主にSNSなどでPRするのが一般的」だが、同社はユーチューブやインスタグラムで一緒にPRする。「企業とインフルエンサーの両方の視点を持っているからこそできる新しい動きで、新たな価値を創造したい」と考える。

 まとめさんとの共同プロジェクトでは、新ブランド「シティロープライスライン」を5月5日に「ゾゾタウン」で始めた。初日は正午からの販売で、12時間で約1700万円の売り上げを記録し、ゾゾタウンのメンズブランドのデビュー初日の売上高では「トップクラスの結果だった」という。

「シティロープライスライン」では手に取りやすい価格帯でも価値を感じられる服を作る

 以前から、高価格帯の商品が中心の「シティ」(運営はリプレイ)で新規を獲得するため、従来、販売できていなかった低価格帯の商品を自社以外のサイトで販売することを考えていた。そうしたなか、ECモールでの物販のノウハウと物作りの背景があり、ビジュアル演出が得意なシーザライトとともにシティロープライスラインを始めた。

 商品はベーシックなデザインが特徴。良質な生地を使って高い技術力で作るシティの物作りを生かし、より手に取りやすい価格帯でも「価値を感じられる」ものを意識する。今回はバギースラックス(税込み5500円)、それとセットアップで着用できるシャツ(4400円)、ジャージーのTシャツ(3960円)、タンクトップ(2750円)を揃えた。

 シティロープライスのプロジェクトは「既存のビジネスと一線を画すものになっている」と手応えを得ている。商品企画や生産背景にストーリーを持たせ、アパレル企業とインフルエンサーが組むことで得られる効果を大きく発揮。一緒にコラボレーション動画を出すなど、普段から親交がある潤間さんとまとめさんが手がける商品で、ユーザーの期待や購買意欲を高められているという。

 シーザライトの年商は現在27億円で25年までに50億円、中長期的には100億円を目指している。

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