数字で見る 第2回JFW-IFF・MAGIC㊦

2017/09/26 04:25 更新


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 きょう26日、東京ビッグサイトでファッション見本市、JFW-インターナショナル・ファッション・フェアMAGIC・Japan(JFW-IFF・MAGIC)が開幕する。米ラスベガスの合同展MAGIC(UBMアメリカ)とJFW-IFF(繊研新聞社)が共同開催する2回目。初回の4月展やこれまでと、内容はどう変わったか。いくつかの〝数字〟に着目し、今回の特徴を紹介しよう。


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 エディットはアジアで上質なブランドを集積するJFW-IFF・MAGICの特選エリア。対象となるのは、質感に加えデザイン性やクリエイションが感じられ、一定以上の価格のブランドだ。主催者による事前審査を通過した国内外のブランドがアトリウム内にずらりと揃う。

 4月展では黒の統一ブースで、アメリカなど海外から出展した32ブランドを含めて60ブランドで編集し、出展した多くのブランドが上々の商談結果となった。そうした結果も踏まえて今回展では対象を広げ、70以上のブランドを揃え、出展内容もさらに磨きがかかる。中でもTOKYO新人デザイナーファッション大賞の受賞実績クリエイターが手掛ける8ブランドをはじめ、国内の注目ブランドの集積が増えたのが特徴だ。同賞は東京都の支援を受けて運営されており、毎年、プロ部門で10人前後の受賞クリエイターが選出されている。

 4月展に続いて出展する「No,No,Yes!」(ノーノーイエス)は前回展で10件近くと商談ができ上々の手応えだったといい、国内外の有力バイヤーとのマッチングに今回も期待する。「既存の取引先も来展しやすいし、新規取引先との関係作りやつながりを深めることもできる」と大型合同展の効果を生かしていく考えだ。

 同様に「ヴェントリロクイスト」も前回展での好結果を踏まえて継続出展する。4月展では国内だけでなく海外の有力店との出合いが実現し、その場で受注が付いたという。

 海外挑戦への前哨戦と位置付けて出展するのは「カピエ」。日本のクラフトマンシップと海外で培ったセンスを融合したニットウェアで、立ち上げ当初から海外を視野に入れた物作りを貫いている。18~19年秋冬コレクションからパリの展示会への出展が決まっており、今回展を機に飛躍を目指す。

 これまでに数回の出展実績がある「ユキヒーロープロレス」のデザイナー手嶋幸弘は「毎回、大きな出合いがあり、ブランドの認知度向上などある。今回もステップアップにつながれば」と話す。

キディル
ミーンズワイル
ユキヒーロープロレス
シンヤヤマグチ



 JFW-IFF時代含め、一度も参加したことがなかった企業は、出展者全体の約30%を占め、展示会としての鮮度を高めている。大手企業や老舗ブランド、実力派、アパレル参入組など、その顔ぶれは実に多彩だ。

 サムソナイト・ジャパンは老舗メーカーから引き継いだ歴史ある革製バッグブランド「デュモンクス」を提案する。同社が外部の合同展に出展するのは珍しい。デュモンクスは全国の百貨店を中心に販売しているが、今回の出展でセレクトショップや専門店など新規販路の開拓を目指す。担当者は「日本で培ってきた良質な革製品の存在を改めてPRしたい」という。

デュモンクス

 黒の伝統的なノートブックとして知られる「モレスキン」(エムディーエス)からは、バッグが登場。ノートのコンセプトを踏襲し、シンプルで飽きのこないデザインが特徴だ。本革製、合皮製の両ラインを揃える。バッグ専門店やセレクトショップ、百貨店などとの出合いに期待している。

モレスキン

 インテリアや雑貨向けのテキスタイルブランドとして実績のある「プルーン」は、設立10周年を記念して、アパレルを開発し、今回初披露する。可愛らしい花柄やリボン柄などを上品にまとめたワンピースやスカート、カーディガンなどを揃えた。鮮やかな花柄プリントの布帛と、無地のニットをドッキングしたカーディガンが目を引く。セレクトショップ向け。

プルーン

 レディスアパレルメーカー、フィオールフィオーレは自社ブランド「アナナ」で出展。対象客層と同じ同社の30~40代女性が企画している。女性にしかわからない着心地や機能性をきめ細かく取り入れるのが一番の強み。現物をストックし、専門店がいつでも仕入れられる体制を敷く。卸売りは西日本中心のため、東日本での取引先拡大を目指す。ブースはプラントハンターとして知られる西畠清順氏にプロデュースを依頼。植物で埋め尽くされるような空間にし、見るだけでも面白いものとする。「アパレルで最近良い話が少ないから、自分たちも楽しめるお祭りとして取り組みたい」と槇本加代社長は話す。

アナナ



4月展のセミナー

 3日間の会期中、合計15本の無料セミナーが開かれる。前回4月展の10本から大幅に増やしているのも今回の特徴だ。

 テーマは「次世代ファッションビジネスを予測する」。ECの台頭、消費動向の変化などにより業界は大きく動いている。国内市場は少子高齢化が進み、成長戦略を描くにはグローバル化は欠かせない。セミナーではファッションビジネスが直面する課題を考えるヒントを提供する。

 三宅孝彦TSIホールディングス副会長、新田幸弘ファーストリテイリング執行役員、亀岡恒方高島屋常務、井上隆太パルグループホールディングス社長、福田泰己アダストリア取締役らが、それぞれの次世代につながる変化対応を語る。齊藤孝浩ディマンドワークス社長はザラの動向をリポートする。

 八木雄三八木通商社長、有力バイヤーらによるグローバル市場をにらんだセミナー、ECやデジタル化への対応のほか、ファッショントレンドや消費動向に関わるものなど多彩な内容で開かれる。


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