繊研新聞社が実施したアンケートによる「22年度SC売上高ランキング」は、93.1%の施設が増収となり、コロナ禍での落ち込みからの回復が進んでいることがわかった。19年度比でも全体で7.6%減まで縮めている。人流が戻ってきたことによるものだが、立地や客層に伴う動向の違いも際立つ結果となった。
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過去最高も続々
1位になったのは、前年度に続き御殿場プレミアム・アウトレット(PO)。20年の増床がコロナ禍鎮静化の機を捉え、22年8月以降の好調により2割を超える伸びで、過去最高の売り上げとなった。国内外からの観光客を呼び込んでいる。ランキングでもアウトレットモールの好調が目立った。上位10施設の中では御殿場のほか、神戸三田プレミアム・アウトレット、軽井沢・プリンスショッピングプラザ、三井アウトレットパーク木更津が19年度を超えて過去最高売上高となった。
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