【絶対効果のキラートーク⑬】迷う客に色バリはNG

2018/04/28 04:30 更新


リテールコミュニケーションサービス「レックスタッチ」が教える、「絶対効果のキラートーク」すぐ使えるワンフレーズを紹介していきます。インプットしたらぜひ実行!ぜひ試してみてくださいね。

絶対効果のキラートーク その⑬

色で迷う客に色バリ?その動作ちょっと待った!

「季節を感じるお色ですね」
(続けて)「お好きなお色ですか?」
(続けて)「気なるお色ですか?」

お客様は、ほとんどの場合、「色」に惹かれて商品に目をやります。それは、遠くからでも認識できる「情報」だからです。素材やデザインは、商品に近付いてわかるものです。

そのためか、商品を見ていると、すぐに色違いの情報を伝えるスタッフに出会います。「そちらは、赤のほかに青と白のご用意があります」という具合です。


でも、これは「地雷」を踏むことになります。商品の「色」のことよりも、「色」に惹かれたお客様の気持ちに寄り添うことが先です。

トレンド色の場合、色ものを着ることに慣れているお客様の場合と、普段着なれない色なので、興味はあるが、すこしためらいを感じているお客様の場合があります。どちらの場合も、目の前の色に関心があります。


その際に使うフレーズです。とくに、日本には四季があり、季節ごとにふさわしい色合いがあります。「季節」感を話題にすることで買い物の気分をサポートしてみましょう。

「季節を感じるお色ですね」
(続けて)「お好きなお色ですか?」
(続けて)「気なるお色ですか?」

見ている商品の「色」に惹かれているお客様にとっては、他の色は関心の対象外です。ですから、色違いがあるという情報は、伝えるタイミングが大切になります。

色合い、色味に興味を持たれて、他の色も見てみたいというリクエストがあれば、それからでも十分です。

まずは、気持ちに寄り添いましょう!


書き手:藤永幸一
20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。


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