接客をする際、ポジショニング=立ち位置を意識したことはありますか?お客様やシーンによって使い分けて、心地良い時間を演出しましょう。
出典:「レックスタッチ」
パーソナルスペースを意識しよう
ポジショニングの前に1つ覚えておいて欲しいのは、人は、両腕を横に広げて円を描いた範囲を、「自分の領域」と感じることです。ですから、この範囲に入るときには、アイコンタクトをとり、軽く会釈をして声をかけるのがマナーです。
売場では、スタッフとお客様という意識が働くため、ついつい、正面に立つことが多くなります。これは礼儀正しい立ち位置ですが、緊張を強いるので長い時間は不適切です。さりげなく、斜め45度を取ります。お客様の正面をさえぎらない関係です。通常、会話をするときに適しています。
さらに、一歩積極的にリレーションをつくりたいなら、お客様の横にポジションを取ります。サイドの関係です。
テラスカフェの椅子の並べ方を思い出してください。椅子は横に並んで、通りに向いています。これは、同じ景色をみながら、楽しい語らいを演出しています。
横にいて、「嫌だな」と思わないのは、受けいれているからという反応、判断を脳が下します。そして心を開きます。お客様とは積極的に、横・サイドの立ち位置を取ります。同じ景色を観る、同じ方向を見ることが、心地よい接客の1番の秘訣です。
お得意様とは、横・サイドでおしゃべりしていませんか?
今日のまとめ
- まずは会釈でお近づき
- 正面に立つ時間は短く
- 45度をキープで会話
- 積極的にいくならお隣へ
■「レックスタッチ」運営元について
藤永幸一 20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。