【すぐ使える接客術】お客の心を開くポジショニング

2018/02/24 04:30 更新


 接客をする際、ポジショニング=立ち位置を意識したことはありますか?お客様やシーンによって使い分けて、心地良い時間を演出しましょう。

 出典:「レックスタッチ」

パーソナルスペースを意識しよう

 ポジショニングの前に1つ覚えておいて欲しいのは、人は、両腕を横に広げて円を描いた範囲を、「自分の領域」と感じることです。ですから、この範囲に入るときには、アイコンタクトをとり、軽く会釈をして声をかけるのがマナーです。

パーソナルスペースとも言われています

 売場では、スタッフとお客様という意識が働くため、ついつい、正面に立つことが多くなります。これは礼儀正しい立ち位置ですが、緊張を強いるので長い時間は不適切です。さりげなく、斜め45度を取ります。お客様の正面をさえぎらない関係です。通常、会話をするときに適しています。

斜め45度がベストです

 さらに、一歩積極的にリレーションをつくりたいなら、お客様の横にポジションを取ります。サイドの関係です。

 テラスカフェの椅子の並べ方を思い出してください。椅子は横に並んで、通りに向いています。これは、同じ景色をみながら、楽しい語らいを演出しています。

隣に並ぶと心の距離も縮まります

 横にいて、「嫌だな」と思わないのは、受けいれているからという反応、判断を脳が下します。そして心を開きます。お客様とは積極的に、横・サイドの立ち位置を取ります。同じ景色を観る、同じ方向を見ることが、心地よい接客の1番の秘訣です。

 お得意様とは、横・サイドでおしゃべりしていませんか?

今日のまとめ

  • まずは会釈でお近づき
  • 正面に立つ時間は短く
  • 45度をキープで会話
  • 積極的にいくならお隣へ


 ■「レックスタッチ」運営元について

藤永幸一  20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。



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