接客のプロセスの中で、難しいのがファーストアプローチと言われています。これを間違えると、せっかく来店してくれたお客様の心を閉ざしてしまうことも。今日はお客様を心地良くお迎えするベストなタイミングを学びましょう。
出典:「レックスタッチ」
意外とシンプル、あの瞬間
ファーストアプローチが難しいという声をよく聞きます。研修でも、アドバイスを欲しいと言われます。
お客様と目が合った、最初の瞬間がチャンスです。その瞬間を逃すから、難しいのではありませんか?
最初のタイミングで、きちんと笑顔でコンタクトをする、歩み寄る。これがポイントです。目が合うのは、お客様が関心を持った瞬間です。そして、受入れてもらえるということ。
このタイミングに、お客様を見る姿勢をとらずに、商品や作業に気を取られていて、「お客様が商品に関心を持った」タイミングで声をかけようとする、しかも「売ろう!」という「売り手」スタンスでいるから、共感が生まれにくいのです。
たとえば、飲食店で着席すると、「ご注文は?」と聞かれますが、その前に、「今日はさわやかな1日で、おでかけが気持ちいいですね」などの1言があり、笑み感のある表情であれば、自然に注文の流れになります。
お客様と心地よい関係をつくりたいという素直な気持ちがあれば、すこしも難しいことはありません。もし、「難しいなあ」と感じているならば、どこかに「売ろう!」という姿勢があるからかもしれませんね。
■「レックスタッチ」運営元について
藤永幸一 20年のアパレル体験で痛感したこと=仕事の悩みは、本当のところ、「人間関係」。2000年に、「レックス」を設立。「仕事を楽しむスキル」を学んで、「元気な現場」をつくるサポートをスタート。