石川・金沢でセレクトショップを運営する桜グループが16日から、オリジナルブランド「6111」(シックスイレブンワン)の期間限定店を東京・西武渋谷店の編集ゾーン「コンプラックス」に開いている。売り場面積は約100平方メートルで、これまでで最大規模。ウェアやシューズ、バッグの新作を揃え、空間演出にも力を入れている。
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6111は西野浩平オーナー兼デザイナーが、素材からこだわってデザイン、物作りしている。卸・EC販売もせず、一昨年から有力百貨店・商業施設での期間店で接客するツアー形式販売に挑んでいる。今春にパリで展示会兼販売会を行ったが、国内での期間限定店は、17年秋のギンザ・シックス「シジェーム・ギンザ」以来。
西武渋谷店の期間店は、ラグジュアリーと独自性、最上級感を伝えるため、2週間限定ながら面積を広くした。ブランドの世界を作り出すため、ロゴを入れたじゅうたん、什器などもオリジナルで制作した。
「期間内にその店に行かないと買えない販売形態を重視し、体感型ブランドを作り上げたい」(西野デザイナー)。特に今回は、ファッション感度の高いラグジュアリー層とインバウンド(訪日外国人)を取り込む予定。商品は、新作ウェアのほか、金沢の伝統技法の純金箔(きんぱく)からデニム絞り染めまでのスニーカーコレクション、新たにブランドアイコンとして制作したリュックなど。価格帯は2万~100万円以上で、エントリー商品も揃えている。
