シューズのリゲッタ 地元の大阪・生野に本店開設

2020/02/25 06:27 更新


 シューズ製造販売、リゲッタ(大阪市)は、本社がある大阪市生野区に直営路面店「リゲッタ生野本店」を開いた。同社のすべてのブランドを扱う初のショップで、「壮大な実験場」(高本泰朗社長)と位置付け、さまざまな取り組みを試みるとともに、地元や全国からファンが集まる場にする。

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 店舗は古い材木店をリノベーションしたもので天井が高い。同社は製品の大半を生野区で製造しており、地元への思いが強い。施工も地元企業に依頼した。内装のテーマは長屋。靴を脱いでルームサンダルを履いて店内に上がってもらう方式で、1階にはくつろげる縁側を作った。コンフォートシューズの「リゲッタ」、街歩きサンダル「リゲッタカヌー」、エレガントな女性向けシューズ「リゲッタグラマラス」、今春デビューの「ツヴォル」など全6ブランドを扱う。

 新たな取り組みとしてリゲッタカヌーの靴下、Tシャツも企画して販売する。実際に稼働する靴製造の機械も6台置き、靴作りを身近に感じてもらう。

 2階はフリースペースで、ワークショップ、トークイベント、ユーチューバーによる公開イベントなど、さまざまな取り組みを予定している。靴職人でもある高本社長が靴を作るスペースも設置し、公開することも考えている。

 高本社長は「失敗してもいいから普通の靴屋ではやらないことをやりたい。いろいろな人が集まるおもしろい場にしてこれをプラットフォームにしたい」と話している。

全6ブランドを扱う


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