上海無限服飾、リードミー日本法人を設立

2017/01/05 06:16 更新


 上海無限服飾は03年に設立され、リードミーのほか、高級ラインの「リードミー・コレクション」を展開する。20代後半~40代の女性を対象に落ち着いたデザインで、日本やイタリアの生地を中心に使う。

 10年に大阪に拠点を出し、輸入卸商を通じてレディス専門店への販売を狙ったが、思惑通りには広がらなかった。今回は東京で新会社を設立し、ブランドの単独店を出す戦略を採った。

 新会社は8人ほどの体制を見込み、人材の確保に力を入れる。「日本には経験を積んだアパレルのプロが多い。そうした優れた人材を集め、中国が持つアイデアやスピードといった強みとの相乗効果を生み出したい」(孫偉新総経理)とする。

 リードミーは中国で現在170店あり、全て直営で運営する。16年は20店を出店したが、年間売上高が200万元を下回る店舗は閉鎖する方針で8店を閉めた。トップの上海第一八佰伴店は約800万元を売り上げ、日本人の顧客もいるという。今年は40店を出す一方でスクラップを行う。

 1級都市の好立地の百貨店やSCに出店するリードミーは200店までにとどめる。同時に3月に立ち上げる新ブランド「読我」を2級、3級都市に展開する。初年度は30店、将来は2000店まで増やす。商品価格はリードミーの半分ほどの400~1000元で地方都市に広げる。

全館改装に伴い休業していた上海第一八佰伴店は12月19日にオープンした



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