楽天ファッション・ウィーク東京21年秋冬が3月15日に始まる。20日までの会期で参加するのは51ブランド。前回のファッションウィークからデジタル配信が進んだものの、約40%の21ブランドがフィジカル(リアル)で発表する。コロナ禍でクリエイションに向き合う時間が増えたなかで、服のデザインにとどまらない、将来に向けたメッセージを伝える姿勢が目立っている。視聴者に何を伝えたいか、参加するデザイナーやディレクターに聞いた。
(須田渉美)
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一着で男らしさも女らしさも
「ビューティフルピープル」デザイナー 熊切秀典さん
次も渡航は出来ない前提で動きながら、東京でリアルなショーが出来るといいなと考えていた折に、楽天ファッションからバイアールの誘いを頂いて参加したいと受けました。2月下旬から楽天ファッションにショップを開設しています。今までECを自前でやってきた自負があるので、葛藤もありましたが、新しい客層が広がるんじゃないかと限定商品や定番の雑貨から始めました。マスマーケットに出ることに緊張感もあります。自社では越境ECを3月1日から始めていて、楽天ファッションでも越境ECの広がりが出てくるといいなと思います。