独スポーツブランド「プーマ」は1日、足の形や走り方などに合わせて自分らしいフィット感が楽しめるシューズを発売した。「ネットフィット」と呼ぶ新しいシステムで、ニット地のアッパーをすっぽりとネットで覆う2層構造。ネットの編み目のどこにでも靴ひもが通せて、多様な結び方が可能だ。
例えば、足幅の狭い人なら、ひもをソールに近い編み目に通せば、フィット感を高めることができる。ランニングの際に競技者・愛好者が気を使うプロネーションについても、できるだけ自分に合った編み目の位置を探ることで、サポート力を高められる。
一つのシューズで様々な足型・走り方に対応することが可能なのため、従来のように足型に合わせたモールド開発やインソールは必要ない。デビューシーズンは、ランニングシューズ(1万3000~1万3500円)などで販売する。
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足が細い人はソールに近い編み目に通してフィット感を出す
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オーバープロネーションのランナーは内側のみソール近くの穴に通す
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かかと周りのホールド性を高めるならヒール側の穴に紐を通して靴との密着度を高める