パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(PPIH)は、前期(23年6月期)の増収増益を受けて、ドン・キホーテなどのDS(ディスカウントストア)事業の拡大に入る。ユニーのGMS(総合小売業)は既存店の増収ともう一段の効率化を追求する。
(田村光龍)
PPIHの前期連結決算は、売上高1兆9368億円(前期比5.8%増)、営業利益1053億円(18.7%増)となった。コロナ下でも増収を継続するとともに、営業利益率は5.4%で18年6月期以来の5%台を回復した。粗利益率を引き上げて、上昇した販売・管理費比率を補ったもので「稼ぐ力がついた」(吉田直樹社長)とする。その上で、営業利益は率で5%台を維持しながら今期1100億円、来期1200億円と続伸を見込んでいる。「デフレに強いと言われてきたが、インフレにも強いことを示したい」とする。
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