眼鏡専門店チェーンのオンデーズは、独自のDX(デジタルトランスフォーメーション)店舗を広げる。3月26日には沖縄県に久米島店をオープンした。商圏人口は過去最少の約7000人と小さな市場だが、眼鏡店に必要な技術はオンライン接客でまかない、管理・運営コストを極小化することで成立させるオンデーズ流DX店舗だ。田中修治社長は、「一店当たりの売り上げは小さいが、多店舗展開できれば〝ちりも積もれば〟でそれなりの数字にはなるはず」と話す。3年で国内約10店の展開をにらむほか、4月にはタイ・バンコクにも出す。
(永松浩介)
同社はかねてから、小売業の生産性の低さを課題に挙げていた。既存店でも技術者のオンライン接客などを進めているが、今回のようなコストの〝軽量〟店舗は初めて。
低コスト、ウェブ活用
新店は、地元で一番大きいスーパーの向かいに土地を借り、コンテナ店舗を建てた。営業面積は通常店の3の1の約26平方メートル。土日でもパート販売スタッフは2人に抑えている。品揃えはほぼ通常店と同じで約400本揃えるが、調整の難しい一部商品の扱いはやめた。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
ランキング形式のデータブック
プレゼントキャンペーン実施中!
単体プランなら当月購読料無料でWでお得!