大阪文化服装学院は26年4月に、校名を「ヴォートレイルファッションアカデミー」(VOUTRAIL THE FASHION ACADEMY)に変更する。同校固有のアイデンティティーをいっそう明確にし、独自の存在感や価値の確立を目指す。
新校名のヴォートレイルは、ヴォーグ(ファッション・流行)とトレイルブレイザー(先駆者・開拓者)を掛け合わせた造語。最新のファッション・流行を生み出す先駆者、開拓者となる若きトレンドセッターを育成する教育機関を目指す意志を込めている。
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同校は52年に文化服装学院の連鎖校に認定され、パターンメイキングや縫製など精緻(せいち)な製作技術を習得する文化式教育を基盤にした教育を推進。一方で、デザイン教育においては伊のポリモーダ校との連携を深めて欧州のアイデアクリエイション手法を導入し、独自のカリキュラムを発展させてきた。独自の存在感を鮮明に示すため、校名を変えて新しいスタートを切ることにした。
文化服装学院の連鎖校としての関係は継続する。校名変更に伴い、学校法人名は現在のミクニ学園(大阪市)から大阪文化服装学院に変える。
また、26年度には新学科やコースを新設する届け出も準備中。起業家などの高度なビジネス人材を育成する4年制学科「ブランドプロデューサー学科」、ファッション業界だけでなく、映像、エンタメ・ゲーム業界にまで領域を拡張する「VRファッションコース」の立ち上げを予定。
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