《売れてる理由》オンワード樫山のDtoC「アンフィーロ」 機能素材と素早い更新

2023/12/20 07:59 更新有料会員限定


素材を軸に多くのアイテムを打ち出していく

 オンワード樫山のDtoC(メーカー直販)ブランド「アンフィーロ」が急成長している。24年2月期が3年目で、売上高50億円を目指している。素材軸の開発や実需に対応した商品構成などの取り組みが実っている。

(坂入純平)

 ブランドパーパスに〝動く。すべての人に、機能美を。〟を掲げ、機能素材を使ったアイテムを提案している。21年春夏にテスト販売を始め、初年度から売上高10億円規模に成長、23年3~8月の売上高は前年同期比1.7倍となった。

人気素材で増やす

 優先しているのが、客の反応の良い素材でアイテムを拡充し、確実に売り上げること。人気素材のアイテムが、全体の売り上げの半分以上を占める。例えばヒット商品「最愛ジョグパン」のジョーゼットのような風合いのジャージーは、パンツのほかブルゾンやジレを作った。パンツのシルエットやジレの丈を変えるなど、客の声やマーケットの変化に合わせた素早いアップデートもする。

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