東急不動産SCマネジメントが東京・原宿の明治通りで運営するSC、東急プラザ表参道原宿は昨秋から今春にかけて行った改装で成果を上げている。
レディスファッションを強化しながら、コスメ・雑貨店を拡充した結果、中心客層の20~30代の女性をさらに取り込んでいる。
昨秋から今春にかけて、全体の3分の1以上にあたる12店を刷新した。重点的に改装したのは3階。昨秋にレディスファッション「ジル・バイ・ジルスチュアート」とその隣接区画にコスメ・ギフト雑貨「ジルスチュアート・ビューティー&パーティー」、バッグ・服飾雑貨「サミール・ナスリ」、コスメ「イセタンミラー・メイク&コスメティックス」を導入した。
今春はレディスファッション「レンアイケイカク」「60デイズストア・バイ・リミットレス・ラグジュアリー」、アクセサリー「ミロア」を入れた。回遊性を高める目的で、従来は共用部だったエスカレーターの脇を店舗区画にし、動線と通路のデザインも見直した。
改装区画の売り上げは順調で、中でもジルスチュアート関連2店とイセタンミラーが「旧店舗に比べて倍増ペース」(土屋暢誉総支配人)だ。3階以外では、春に4階に出店した、やまとのカジュアルきものの新業態「キモノ・バイ・ナデシコ」が「若い女性の需要をつかみ、好調」という。