《がんばってます!ファッションの現場から》オークスユナイテッド

2020/05/29 10:58 更新


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 カジュアルウェアメーカーのオークスユナイテッド(東京都江東区)が、動画やウェブ会議ツールを活用したリモート商談に力を入れている。都内で開催した秋冬物のレディスアウター展では、取引先に対して事前に動画による商品カタログを送付。会期中はウェブ会議ツールでつながり、オンラインで商品を紹介した。田川誠社長は「これを機にリモート商談を推進したい。今後のアパレル業界で一般化するだろう」と展望する。

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 同社は93年の設立。レディスのアウターを得意とし、近年はメンズにも力を入れている。自社ブランドの卸販売以外に、OEM・ODM(相手先ブランドによる設計・生産)も手掛けており、セレクトショップ中心に約80社と取引している。

 展示会は5月14、15日に開催した。「緊急事態宣言下で出張、商談が困難な中、どのように商品を説明するか検討した」。その結果、今回の試みに至った。

 秋冬のレディスアウターは約50型。これら一つひとつを紹介する動画カタログは、編集を外部に依頼し、視聴者を制限するプライバシー設定をしたうえでユーチューブに掲載した。会期前に商品のラインシートとユーチューブのURLを取引先に送付し、会期中はズームで商談。取引先が気になるという商品を紹介した。

ポリエステル・コットン天じくのボンディングコーディガンを紹介している動画カタログの一場面

 動画カタログは商品のテイストごとに分け、4本を作成した。中には視聴数が100回を超えたものもある。会期中は約10社とオンライン商談した。新たな試みに対する取引先の反応は良かったという。また今回は、ネット専業ショップなど新規取引先にも動画カタログを送付した。「従来の展示会手法に比べて、幅広くアプローチできるため、新規開拓が期待できる」という。

 今後は希望するアパレル企業に対して動画カタログの作成をサポートする事業を検討する。動画の構成や撮影設定、編集をパッケージにして提供する予定だ。「コロナ後の業界活性化の手助けにつながれば」と話す。秋冬物の展示会は6月中旬頃に都内で再度開催する。

展示会でズームを使った商談(商談画面を撮影)

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