ニットのヒットが続いています。春まで安定して売れるアイテムで、接客販売の機会も多いはず。身近なセーターのほか、様々なニットを見ていきましょう。
その前に…ニットって?
ニットは日本語では、編物のことです。1本、または2本の糸を使い、小さなループ(loop、編み目)を作って、それをつなげて製品や生地にしていきます。そのため、柔らかで、よく伸び縮みするのが特徴です。
英語のニットは、詳しく見ていくと次の3つに区分できます。
①編む、編んで作る、編み方を意味するニット(knit)②編まれた、編物の、の意味のニッテド(knitted)③編んでいる物、編むこと、編物のニッティング(knitting)です。
つまり、仕上がったもので見ると、ニットウェア(knitwear)というのは、セーターやポロシャツなど「編んで作った衣服」の総称です。ニットグッズ(knit goods)という場合は、下着や靴下類などを指す場合が多いです。
こうした最終製品としてのニットのほかに、布としてのニット(編み地、knitted fabric)があります。少しややこしいですが、大事なことなので、覚えていてくださいね。
(つづく)